5/18(金) の第一回目は、Web制作者の視点からUXデザイン・UXデザイナーについて考える会となりました。
UX(ユーザー体験)を戦略的に考える場合、事業戦略のヒアリングやブレストからからスタートし、ユーザー像(ペルソナ)分析、カスタマージャーニーマップ、タッチポイントの洗い出し、シナリオ作成などやることは広範囲にわたります。
今回は第一回目ということで、あらかじめ事業戦略やペルソナ、カスタマージャーニーマップはある程度は固まっている想定から、どのようにサイトのストーリーを作り、画面設計へ落とし込むか、という実制作サイドの内容を中心にワークショップを行いました。
参加者はデザイナー、ディレクター、フロントエンドエンジニアでWeb制作者の視点から、UXデザインをどのようにクライアントに提供していったらよいか、ということを考える機会になりました。
●ワークショップ内容
- UXデザインとは何か、UXデザイナーの役割とは何か。(意見交換)
- ワークにあたってのテーマの説明
- クライアント(BtoCとBtoBの事業を展開)の紹介、ビジネスゴールの説明
- ペルソナの説明とカスタマージャーニーマップの説明
- ワーク:タッチポイントからシナリオへの落とし込み、コンテンツの導線、画面設計
- ブレスト、まとめ
「もっとキャンペーン価格を目立つように」や「新製品であることをもっとPRしてほしい」といった、ビジネスサイドの要望と、ユーザーニーズに基づく戦略的な設計とのせめぎあいをどのようにまとめるのか、といった制作側ならではの課題も見えてきました。そして、「UX」をデザインすることの重要性をクライアントとともに理解を深めることが必要ではないかと感じました。
ユーザーエクスペリエンスにテーマを絞って、さまざまな立場の方々の視点を入れたワークショップを今後も開催してまいりたいと思います。