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BtoB企業にとってコーポレートサイトとは?コーポレートサイトを再構築するにあたって整理したいこと。「初期戦略フェーズ」編

コーポレートサイトは、企業の公式情報を発信する場所であり、ステークホルダーとの信頼関係構築のためにも大変重要です。 さらに、自社ブランドやサービスの優位性を訴求したり、見込み客の情報収集によりマーケティングに活用することが可能になります。会社概要などの基本情報は最新の情報に更新し、サービスや企業情報変更等の重要なお知らせは、すぐに掲載するといった、運用体制は最低限必要になります。

コーポレートサイトにアクセスする主なユーザー

  • 既存顧客・ユーザー
  • 見込み顧客(情報収集・比較検討)
  • 従業員全般と家族
  • パートナー企業の関係者
  • 金融機関
  • 採用関係者(学生、転職希望者等)
  • 株主関係者、等

特に意識を向けたい重要なユーザーを想定しながら、総合的にサイト設計する必要があります。

コーポレートサイトの基本的な「骨組み」

  1. 会社概要:会社の基本情報を伝える
  2. メッセージ:「ビジョン」「代表挨拶」「理念」「私たちについて」「私たちの強み」など
  3. 事業・サービス・商品の紹介
  4. ニュース・お知らせ
  5. 問い合わせ窓口+個人情報保護方針

これらのうち、どの内容に重きを置き、厚みを持たせていくのか、何を前面に打ち出すのかは、100社あれば100通りとなります。

事業やサービスの内容や方向性、顧客の特徴、社内体制の特徴など、企業によって重視するポイントが大きく異なるので、下記のような情報は必要に応じてサイト構成に組み込むことになります。

  • 採用情報
  • 社員ブログ、商品関連のブログ
  • よくあるご質問
  • 各サービスの詳細、サービス紹介ページ
  • IR情報
  • 資料ダウンロード
  • ケーススタディ
  • ブランドヒストリー
  • 多言語版サイト、等々

既存のコーポレートサイトを再構築するにあたって整理すべきこと3つ

コーポレートサイトをリニューアル、または再構築をする場合、何を目的にするか明確にすることが重要です。各部門からの要望をすべて反映しようとして中途半端になってしまうケースもあるので、場合によっては、最初のフェーズはハードルを低く、費用を抑えて実施することも選択肢の一つです。
コスト面から考慮しても、方向性が定まらないままで複数のデザイン提案を外部に依頼することはお勧めできません。

1.事業戦略や方針を考慮した上で、コーポレートサイトが担うべき役割は何かを明確にする。

BtoBの商品やサービスは、BtoCのように個人が衝動的に購入することはほとんどありません。担当者がサービス導入を検討する場合、社内への説明や裏付けが必要になります。信頼できる企業のサービスなのか、セキュリティ面は万全なのか…等の情報を集めて、比較検討することが一般的です。

したがって、自社の強みと事業戦略をコーポレートサイトにも反映させていくことが必要です。
例えば、「目に見えにくい部分の品質を重視しているため、まずは企業としての信頼性に重点を置きたい。カスタマーサポートを充実させて信頼関係を強固にしたい。」といった方向性が見えてきます。

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2.自社の販売経路・顧客の特徴を把握し、必要な情報発信、コンテンツを洗い出す。

コーポレートサイトは、営業窓口として重要な役割を持たせることで、活用次第で新たな販売チャネルとなりえます。顧客との接点を作り、コミュニケーションを生み出すための最適なコンテンツを探り、情報発信を続けていくことが重要になります。

3.重要度・優先順位を明確にし、おおよその計画を作る。

まずは、ここまで固まれば、どのような機能とコンテンツが必要で、どういった運営をする必要があるのか、という点が見えてきます。
また、直近のゴールをどうするか、という点は①~③が明確であれば、Web制作会社と相談しながら決めることができます。

今回は、「初期戦略フェーズ」編ということでお届けいたしました。続いて「設計・プランニング」「サイト構築」「運用」という形でフェーズを分けて行く予定です。

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